国際子ども図書館、黒田記念館、奏楽堂(上野公園)
上野公園にある、国際子ども図書館に行ってきました。
同じ上野公園にある国立博物館や西洋美術館の建物が素敵なことは前から知っていたのですが、子ども図書館は未チェックでした。
中へは誰でも自由に入れました。
螺旋階段は、こんなに素敵。
乙女心をときめかす、このクラシックな雰囲気!
本当は、中の様子をもっといっぱい撮影したかったのですが、いかんせん図書館。撮影禁止箇所ばかりで、それが残念だったわけですが。ホールの高い天井や、窓枠。そのクラシックな様子にテンション上がって仕方なかったよ。
建物だけじゃなく、展示もとても興味深く拝見させていただきました。この日は『日本発☆子どもの本、海を渡る』というイベント展示が行われていました。日本の絵本や小説が、海外で翻訳されて読まれている、という展示だったのですが、「鶴のおんがえし」「桃太郎」といった古典から、最近の「ブレイブストーリー」まで様々な翻訳本(英語に限らない)が展示されてました。
私個人的には、「ぐりとぐら」とか「はじめてのおつかい」などの懐かしい絵本に再会できたことがうれしかった。小学校の図書館を思い出しながら展示をまわりました。こういう本って私の時代だけじゃなくて、スタンダードとして今でも読まれているんですね。私にいつか子どもができたら、一緒に読みたいな〜って温かい気持ちになりましたよ。
1階の閲覧室では、親子連れの姿も多かったけど、ここは大人自身も楽しめるスペースだな〜と。私だったら童話とか読み直したい。実際、シンデレラを読み直してみました。
3階のラウンジにはソファーもあって、そこに座って中庭をのんびり見つめていると時間を忘れてしまいそうでした。1階にはカフェテリアもあったので、天気の良い日は、外のテラス席でのんびりしたら素敵だろうな〜。
ちなみに、この建物は、元々は帝国図書館だったんですね。明治時代、東洋一の図書館を目指して建てられたとか。昔の平面図を見たら「女子閲覧室」という表示に時代を思わせました。閲覧室も男女別室とは。
子ども図書館の周辺は、東京芸大もあり、アカデミックでアートな雰囲気が漂ってますね。なんていうか、空気感がなんか、違う。
↑写真は、黒田記念館。子ども図書館のお隣にありました。昭和初期の建物だそうで、入り口がまた素敵(アップ写真なくてごめんなさい)。なんだかヨーロッパに来たみたいな錯覚に陥りました。
黒田清輝の作品展示があるとのことでしたが、私が行ったときには開館時間を過ぎていたため入れませんでした。残念。黒田清輝の『湖畔』、有名すぎるけど私も好きです。次はぜひ中の展示を見たい。
↑は、奏楽堂。日本最古の木造の洋式音楽ホールだそう。今も実際に演奏会が行われていて、この日も、中から弦楽器の音色が聴こえていました。
国立博物館あたりまでは(うんざりするほど;;;)人が多いのですが、この奏楽堂を過ぎたあたりからは、人もまばらで雰囲気も静かでした。たまたま私が行った日が少なかっただけなのかな。また行こうと思います。
ちなみに上野東照宮も寄ったのです。
ここはまた、なんという雰囲気。この先は異世界へと通じているのでしょうか。神隠しにでもあいそう。夕暮れ時はこわくて歩けない・・・。
上野公園って、クラシックで素敵な建物がたくさん並んでいるし、「欧」な雰囲気と「和」な雰囲気が混在していて不思議なところ。上野公園がこんなに楽しいところだったなんて。いつも上野公園来るときは、「科学博物館」とか目的地へと直行してたからな〜(科学博物館大好きなのです〜w)